鉛フリーはんだと信頼性評価試験

1. 鉛フリーはんだ  
  アバールデータでは、高い信頼性を必要とする産業機器に最適な錫-銀系はんだを採用すると共に、耐熱性の低い部品への影響を考慮し、高温系および低温系の2種類のはんだを使用しています。  
 
 
用 途
はんだ組成
備考
はんだペースト リフロー Sn-3.0Ag-0.5Cu 高温系 (溶融温度217℃)
Sn-3.5Ag-8.0In-0.5Bi 低温系 (溶融温度207℃)
棒はんだ フロー Sn-3.0Ag-0.5Cu  
糸はんだ 手付け Sn-3.0Ag-0.5Cu  
 

2. 信頼性評価試験  
  従来はんだと同等の長期信頼性を保証するため、以下の接合信頼性試験,ウィスカ試験を実施しています。  
     

  2.1 温度サイクル試験  
 
[試験条件]
・試験条件 :−40℃(30分) ←→ +125℃(30分)
・参考規格 : EIAJ ET-7407 3.3
・サイクル数 : 0,500,1000サイクル
   
[評価項目]
1) 外観観察 :実体顕微鏡により、はんだ濡れ,光沢,引け巣,クラック,銅くわれ等を観察。
2) はんだ接合強度測定
・チップ部品 ・・・・ せん断試験 (参考規格:JIS Z 3198-7)
・QFPリード ・・・・ 45°プル試験 (参考規格:JIS Z 3198-6)
・挿入部品 ・・・・ 引っ張り試験 (参考規格:EIAJ ED-4702 5.2)
・試験速度 5mm/min
3) 断面観察 :断面観察により、クラック有無,引け巣,リフトオフ等を観察。
 
     
  2.2 ウィスカ試験  
  [試験条件]
・試験条件 : 85℃,85%
・試験時間 : 1000時間
・参考規格 : EIAJ ET-7403 3.3
※上記以外に、常温放置1000時間以上でも観察実施
 
     
  [観察条件]
1) ウィスカ確認方法 : 実体顕微鏡40倍による目視で確認。